ゆず


一人称:ぼく

離島の森の奥深く、そのまた
奥の廃墟にひっそりと暮らす。


 「よく来てくれたね。ヒトの末裔」

 「それでも……それでも僕は
  世界を愛すよ。世界は僕の
   子供なんだから」

 「それだったら、君も好きに
  なってくれる?」




マレビト


一人称:俺

主人公。ヒトの末裔。
ヒトが何故、滅んだのかを
知るために世界を巡っている。

「ヒトの記憶を探しに来た」

「本名はトップシークレット。
    マレビトと呼ばれてる」

「ちょ~もふもふしてぇ。
    何この集団癒される」




うめ


一人称:私(わたくし)

マレビトの護衛。日本刀を
常備している。時々黒くなる。

「主様を傷つけるなんて
      許しませんよ?」

「強行突破―――と、
      いうことですね」

「いじりがいがあると
     思いませんか?」




ちま


一人称:わし

ヒトの遺跡に住んでた変わり者。

「おや、珍しいね。こんな
   遺跡に客人が訪れるのは」

「いや、もっと近いものだよ。
  ただ、見てみたいだけさ」




べる


一人称:あたし

マレビトの友達。何事も体当たり。

「に~はおっ!
     ヒトっち、うめちゃん!」

「入れてくれないのなら
  忍びこんでしまえば
   いいじゃないか!」




スコット


一人称:俺

時計塔の管理獣人。
ヘタレで駄目駄目。
しかし、妹のためなら頑張る
健気なお兄ちゃん。

「ちょ、近寄るな。
  頼む、ヤメテ! 牙を
   ちらつかせないで
         下さい!」

「ううう、うるさいっ!!
   ライム、今お兄ちゃんが
       助けてやるからな!」




ライム


一人称:ライム

スコットの妹。
駄目な兄にかわって、しっかり者。 実はスコットとは血が
繋がっていない。

「兄様をいじめないで下さいね、
  うめさん」

「このご恩はいつか必ずお返し
  いたします。……体で」




くろ


一人称:ボク

「世界1の図書館」を探して、姿を消した放浪黒猫。
べるの友達。現在、消息不明。

「はじめまして、はい、ボクの
   名前はくろですが」

「報酬に、世界一の
  図書館の居場所
  教えてくれるんでしょう?」




???


一人称:オレ

全てが謎。

「酷く哀れで残酷だ……」

「俺がこの手を放したら君は
 まっさかさまだね、兎ちゃん」

「そんな刀では俺は殺せないよ」